神田松之丞推薦「江戸の用語辞典」は落語・講談のおともに

宇江佐真理や浅田次郎、藤沢周平の時代小説を読むようになり、落語や講談に興味を持つようになりました。分からない単語が多々出てくるため、手元には辞書が欠かせません。最近は落語や講談を収録したテープ・MD・CDを聞いていることもあり、より深い理解に向けたイラスト・解説付きの辞書を探していました。

そこで、講談師の神田松之丞さんがおすすめされていた辞書「イラスト・図説でよくわかる 江戸の用語辞典―時代小説のお供に」(廣済堂出版)を購入しました。するとどうだい、みるみるうちに江戸の暮らしが手に取るように分かるようになったっていうんだから驚きだ。

「僕の入門書にプラスして読むと完璧」

朝日新聞が運営するWebサイト「好書好日」のインタビュー(2018年8月1日掲載)内で、神田松之丞さんは講談を聞く上で役立つ本として「江戸の用語辞典」(廣済堂出版)を挙げています。同インタビュー内では、2018年8月に自著「神田松之丞 講談入門」(河出書房新社)を刊行したことから、講談の理解には「江戸の用語辞典」を「僕の入門書にプラスして読むと完璧」と答えられています。

江戸の用語辞典とpen+
(左)廣済堂出版「江戸の用語辞典」(右)CCCメディアハウス「pen+」

神田松之丞さんと言えば、破竹の“快進芸”を続けているだろう若手講談師の一人で、2020年9月には二つ目から真打ちへ昇進することが決まっています。折り紙付きの実力を持ちながらも全国講演や寄席、テレビにラジオと広く活躍し、講談を知らない人や聞いたことがない人でも講談の世界を楽しめるよう草の根活動に勤しんでいます。

「神田松之丞 講談入門」は、もちろん講談入門としては抜群なのですが、やはり読んでいると辞書へ移るタイミングがしばしば…。江戸の言葉としては常識でも、初心者にとっては辞書やネット検索をしないと理解できない言葉がありましたので、この「江戸の用語辞典」は大変便利でした。

辞書とはいいつつも、軽さはカッパ・ノベルス程度で、持ち運びしやすいのもいいですね。巻頭・巻末コラムでは歴代将軍や江戸市中図、通貨や司法、時刻と月読に諸国諸藩の藩主・石高情報などについて特集しており、単語だけでなく時代背景をまるごと理解する助けになります。言葉だけでは分かりづらい剣術や髪型については、豊富なイラストを用いて説明されていますし、この1冊と「神田松之丞 講談入門」を揃えれば講談を楽しむ下準備は完璧でしょう。

次の1冊は?松之丞セレクトの本一覧

なお、2018年10月25日にCCCメディアハウスから刊行された「pen+」の「1冊まるごと、神田松之丞」では、102ページから松之丞さんが選んだおすすめの本一覧が掲載されています。絶版や品切れ、入手困難な本もあるとのことですが、「江戸の用語辞典」のほかの本も探したい方はぜひチェックしたい企画です。

らく@staff
  • らく@staff
  • 競馬、温泉、落語と講談が大好きな地方暮らし。個人の趣味サイト「くらしのおたより」を運営しています。サイト内の写真・文章の引用については「はじめに」をご覧ください。https://lifestyle-area.com/2017/04/14/hello-world/

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