2024年11月4日にJBC佐賀に行かれる方へ 実食済み現地グルメ4選

いよいよ佐賀競馬場で開催される第24回JBC(ジャパンブリーダーズカップ)。筆者が現地で口にし、美味しかったグルメを4つ紹介します。車で向かわれる方が気になるだろう、駐車場台数も他の公営競技場と比較してみました。

■佐賀競馬場ではこれを食べたい

(1)カフェAdele(アデル)
佐賀競馬場スタンド2階にあるカフェ。ひっそりとしたところにあるので、最初は見つけるのに苦労しました。看板が控えめですが、中に入るとカウンターがあって、かわいらしいママさんが出迎えてくださいます。競馬場なのに手作りのシチューを提供されていて、これが抜群にうまい!!福島競馬場にはクラムチャウダーのお店がありますが、こっちはシチューなのです。お野菜はやわらかく、クリーミーでぽかぽか。自宅にいるかのような、ホッとする味です。ライスかパンを選べるのですが、パンはこんがりトーストしていただけます。店内は広くないので、テイクアウトしてスタンドで食べるといいかも。

ちなみに、このアデルさんからコース側に移動する際に、お兄さんが立たれている予想屋さんがあって、見るとよく当たってました。点数をかなり絞った上で当ててるレースが多かったので、信頼できる。パドックと予想ボードをダッシュで往復されていて、プロの背中を目にできました。

佐賀競馬場「カフェAdele」さんのシチューです
佐賀競馬場「カフェAdele」さんのシチューです

(2)のだ屋の「イケ麺」
佐賀競馬場のプロモーション「うまてなし」に出演されていたお店のひとつ。高齢と思われますが年齢を感じさせないハツラツとした大女将が元気に対応されていて、「どうぞ〜」と声をかけていただきました。正門を入ってすぐ右手にあるお店です。「龍ラーメン」と隣り合っていて、その「龍ラーメン」も「うまてなし」ムービーに出ていました。のだ屋さんを選ぶ理由はこの「イケ麺」にあると言っても過言ではなそう。全国的にも珍しい、ゴマ油が香ばしいラーメンです。麺は硬めで、焼麺なので食感も楽しい。えのきも焼いてあります。卵はしっかりめの固茹で。いくらだったか思い出せないのですが、2023年当時では650円ぐらいだった記憶。おかわりしたくなる味。

佐賀競馬場「のだ屋」さんの「イケ麺」です
佐賀競馬場「のだ屋」さんの「イケ麺」です

(3)FUJI
アメリカンな店内で、洋食を中心に提供されているカフェバー。YouTuberも多く訪れていますが、目当てはおそらくびっくりするほどでっかいフロートでしょう。びっくりドンキーもびっくりのメガジョッキになみなみと注がれたメロンソーダに、ホイップクリームとアイスクリームをドカッと乗せた豪快な1杯。筆者が訪れた日は馬型のクッキーがなくて、ホームパイを添えていただきました。「みかんをいただいたので良かったらどうぞ」と、はじめての訪問者である筆者にも常連さんと分け隔てなく接してくださる女将さんは笑顔がチャーミングで、なんと「佐賀のJBCを盛り上げるために、大井競馬場のJBCに研究に行く!(筆者の訪問時は2023年)」と仰っていたのが印象的。ハヤシライスもありましたが、ホットドッグも美味しそうだったな。

佐賀競馬場「FUJI」さんのフロートです
佐賀競馬場「FUJI」さんのフロートです

(4)なんでも焼く店「丸善」
旅打ちライターの井上オークスさんがそう呼ばれたようで、全国の旅打ちファンなら一度は耳にしたことがあるだろうお店が「丸善」さん。お餅とか、まぁるい練り物など、お願いするとなんでも小さな焜炉の網で焼いてくれて、アツアツ状態で食べられます。今週の気温が気になるところですが、肌寒い日にホクホクしたものを欲したら迷わず利用したいところ。筆者が訪ねた際は売り切れも多かったのですが、ご自宅で仕込まれるお弁当は大人気だそう。聞けば、朝3時に起きて仕込んでいるそう。スタンド1階にあり、パドックや投票所に近いので見落とすことはないと思います。

佐賀競馬場「丸善」さんで焼いてもらった串物
佐賀競馬場「丸善」さんで焼いてもらった串物。2023年の訪問なので、後ろに「やるぜJBC」のポスターが見えます。

■どこからレースを見るか

地方競馬を巡ってきたなかでも、座席が多くて座るところに困らなかったのは佐賀競馬場。川崎競輪場や小田原競輪場のように、無料のスタンドにもデスクが備えられた席があるのは良かった。とはいえ、おそらくその席は開門ダッシュ組で埋まりそう。でも、ご覧の通り席はたくさんあるので、午前中に足を運べばたいてい座れるのではないかと思いつつ、JBC当日となるとどうだろう。

佐賀競馬場のスタンド収容人数15,000人のうち、有料席を除いた数は一般席3,100人、立ち見席10,576人(要するに座席以外ってことですよね)。2023年に大井競馬場で行われたJBCには24,506人が来場したそうなので、同程度の人数が来たら、駐車場も座席もまぁ、足りないよね…。足については公共交通機関の利用が呼びかけられているので、シャトルバスを利用するのがベターですね。
※参考:JBC当日のアクセスについて https://www.sagakeiba.net/news/2024/10/03/499858/

なお、駐車場の駐車可能台数は2,500台と、全国の公営競技場と比較してもかなり広いのが佐賀競馬場。筆者が訪問したのは土曜日の午前中でしたが、駐車場は全体の5分の2程度の埋まり具合でした。参考に他の公営競技場の駐車場の収容人数を調べてみると、ボートレース鳴門が1,900台、ボートレース丸亀が2,200台、ボートレース常滑が3,000台規模。関東だと伊勢崎オートレースが約1,500台(おとなりにカインズホームもあるので余計に広く見える)。新潟競馬場は直営駐車場で約7,000台です。

佐賀競馬場です
佐賀競馬場です。秋空に木々とダートがよく映えます

■帰り道は渋滞必至と思われる

筆者は福岡空港から車で佐賀まで向かいましたが(2日目に飯塚オートレースに行くため)、佐賀競馬場の前を走る国道34号線は交通量が多かった記憶があります。多くは車移動の地域、と地元の方から耳にしたこともあり、JBCともなれば帰り道は渋滞が凄そう。競馬場からの足で飛行機に乗る予定の方は、早めの撤退が良いのでは(現地に1泊できればいいんですけどね、翌日は火曜日だからお休みでない人は帰らないとなんだよね…)。

参考になるか不明ですが、飯塚オートレースから福岡空港に向かう道も大混雑でした。日曜日の17〜18時台。どのルートを通っても渋滞で、レンタカー屋さんから空港に向かう道も渋滞で焦りました。

勝利ジョッキーインタビューとか授賞式まで見たい気持ちもやまやまなんだけど、旅は帰宅するまでが肝心。時間に余裕を持った旅程を組みたいですね。自戒の念も込めて。

思い返すと、1年前から「九州に念願のJBCが来る」「JBCをやるから気合い入れとる」と現地のお店の方々が口にされていました。今年の「ダートの祭典」が、全人馬無事に大盛況&大成功を収められますように。

手書きの黒板は残念ながら今年の10月に運用を停止してしまったそう。今は電光掲示板だとか。黒板良かったなぁ。
らく@staff
  • らく@staff
  • 競馬、温泉、落語と講談が大好きな地方暮らし。個人の趣味サイト「くらしのおたより」を運営しています。サイト内の写真・文章の引用については「はじめに」をご覧ください。https://lifestyle-area.com/2017/04/14/hello-world/

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