多摩川ボートレース、からの京王閣!競艇&競輪をハシゴしてきました

安田記念も終わり(レーン&サリオスありがとう…!)完全燃焼状態となっていた、筆者 らく。ボーッとグリーンチャンネルを見てたある日のこと、そういえば府中・調布エリアには多摩川ボートレースも競輪場もあることを思い出してしまいました。「3Kオート」のうち競馬しか楽しんでいないのはもったいないと、突然、しかもボートと競輪を1日でハシゴするという暴挙に出てみました。結論、とんでもなく奥深い。面白い。かっこいい。競馬以外の楽しみも見つかり、平日の夜にも愉しみが生まれました(多分、財政面では良くない笑)。ボートレース場と競輪場のグルメ情報も紹介します!
多摩川ボートレースへ行ってきた
「ボートレース多摩川」の最寄り駅は、京王線西武多摩川線の「競艇場前駅」。送迎バスがあるのは「多磨霊園駅」で、JR利用者なら「競艇場前駅」の利用が、京王線ユーザーなら「多磨霊園駅」から送迎バスに乗るのがいいと思います。なおこの「多磨霊園駅」、多磨霊園とかいいながら多磨霊園までには30分ぐらいは歩く必要があり、同霊園の最寄り駅は「多摩駅」という“ひっかけ”駅です(どうでもいいけどスピッツの「猫になりたい」は多磨霊園がモデルなのか?だとしたら嬉しいな。諸説あるけど)。

平和島以外のボートレース場に行くのはこれが初めて。レース開始から早い時間ということもあり閑散としていたことを割り引いても、アーチ場の天井は開放感があり、風が吹き入れる場内は爽やかでした。平和島はもっと、全体的にグレーだったのよね。
入場料は100円で、現行のJRAのように事前の抽選や登録は必要なく、ゲートに直接コインを投入する方式。自転車はもちろん、バイクの駐車も無料です。原付きバイクも多く来ており、ナンバーはもちろん地元や多摩エリアが多数。八王子や練馬、三鷹も多かったな。多摩エリアの皆さんは気軽に公営ギャンブルにアクセスできて羨ましいな…とつくづく。

平和島と多摩川しか競艇場を知らないのでなんとも言えないのですが、場の雰囲気としては後楽園の競馬場外に似てるかなって感じ。「オモダミン」というボートレースYouTuberさんがいるそうで、その影響か若いカップルも2、3組みかけました。来場者のほとんどは、ウインズでよく遭遇するキャップ&スラックス姿のおじいちゃん方かな。男子グループもいました。女性のソロ入場はこの日は見かけませんでしたが、平和島ではファンの方と思わしき女性の単独参戦を見かけたことがあります。
マークカードは平和島専用のがあって、そのカードで投票します。単勝が買えるものと、買えないものの2通りあるので、ご自分のスタイルで必要なマークカードを利用する方式。無料の給茶機があるのはJRAと同じだけど、麦茶を選択できるのはホスピタリティ!って感じでした(でもすごく甘かった笑)。

さすが「日本一の静水面」と言われるだけあって、水面は常に凪。当日に無料でもらった出走表によると、1コースの入着率は50%以上となっていて、直感で「1コースの取捨選択が多摩川レースを制すると言っても過言ではない…!!!」と気合いが入ります。笑
…なんて調子に乗ってたら、当たったのは12レースの3連複数百円のみ…!!(カタカタの決着!でも当たったからまぁいいか…!笑)センスないな〜と思いつつ、水面を切るように走るボートとエンジン音の疾走感はバツグンで、水上スポーツに触れることができて良い思い出になりました。競馬と違って6艇しか走らないから当たるだろ、というギャンブラーの妄言(?)はよくありますし、わたしもそう思ってましたが、そう簡単なもんではありませんね〜。。。
たまたま足を運んだのがシーズン開幕から間もない時期だったので、ボートレース専門のファンノートブックを無料でいただけたのは嬉しい誤算。ポケットサイズの、JRAの騎手名鑑のようなもので、レーサーの戦績やコースデータなどを収録したボートレースファン必携の一冊です。なくなり次第終了らしいのですが、まだあるかな?
♥ボートレース多摩川のグルメといったら…!
日本で触れることができる公営ギャンブルをまとめて「3K(競馬・競輪・競艇)オート(オートレース)」と言いますが、「競馬しかやらない」「競輪しか見ない」というような人ですらその名を知っているほど超超有名なボートレース場のギャンブルグルメをご存知ですか…?なかには「ギャンブルはやる気ないけどこれを食べるためだけに多摩川に行った!」という投稿もあるほどで、競艇に興味のない彼女をその気にさせるために「今日は多摩イチうまい飯をごちそうするよ…!」なんて誘う彼氏もいるとか、いないとか。笑
かくいう私も、そのボートレース多摩川が誇るギャンブル業界屈指のご当地グルメ「牛炊(ぎゅうすい)」に憧れてやまなかった者のうちの一人!たまたまつけていたテレビでタレントさんが食べているのを見てからというもの、いつか絶対に食べてやるぞ…!と熱い想いをたぎらせておりました。

牛炊とは、4時間煮込んだとろとろの牛すじがたっぷり入った雑炊。ネギももりだくさんで、ご飯は半合〜0.8合ぐらいの量。テールスープに近い味で、のどごしはすっきり。レンゲを入れるたび、噛む必要のないほど柔らかい牛すじ肉がホロホロと崩れていきます。お好みでニンニクと唐辛子を入れることができ、さじ加減がわからず私はどちらも全量投入しましたが、にんにくは弱いほうが好みでした。牛スープの繊細な味を継続させたいなら、ニンニクは控えめに。キムチは甘くない酸味の強いもので、これだけで一品としていただきました(焼き肉ライクのキムチと同じ味がした)。食欲が減退気味でもスイスイ箸が(レンゲ)が進む、最高のギャンブル飯でした。