県民共済加入者が尿路結石で1泊2日の手術入院をした話

このページをご覧の方は、きっと尿路結石の痛さに悩んでいる方ですよね。分かります。苦しみの中たどり着いてくださりありがとうございます。人間が経験しうる痛みの中でもトップレベルに痛いという、尿路結石。筆者・らくも七転八倒の痛みに悶え苦しみました。ためになるかわからないのですが、病床で悩んでいるときに何度検索しても見つからなかったけど、個人的には知っておきたかった尿路結石事情が何点かあるので、まとめておきます。


■同じ苦しみを味わったパイセンの話が聞きたい

一説では「10人に1人がかかる」とされているはずの尿路結石ですが、らくの周りに経験者はいませんでした。むしろ「不健康だからだろ」というような非難の目が痛く、理解を得るのは難しかったです。そんなとき、心強い味方だったのはCalooに書き込まれた先輩たちの経験談でした。小説家か?と思われるほど筆致力にすぐれた先達者が大勢いるので、リアルなオフラインの友人知人にその苦しみを理解してくれる人がいなければ、この体験談は必読だと思います。

Caloo「病気体験レポート:尿路結石」 https://caloo.jp/reports/lists/d586


■ESWLってどんな手術で、痛さはどのくらいか

筆者・らくは体外衝撃波結石破砕術 (ESWL)を受けました。簡単に言うと、腰の部分だけ穴が空いたベッドとモニター、水の入った(ように見えた)サイケデリックな水晶体が一体化した機械を使い、体内の石に外側から衝撃波を当てて粉砕する、という手術でした。らくの石を攻撃してくれた機械はフランス産でした。切開や麻酔はありません。ベッドに横たわり、水晶体に腰を押し付けてしばらくすると、先生の見ているモニターに血管が透過されて写り、石がふらふらと動いている様子が見えます。

「なるべくお腹で息をしないように」と言われるのも納得。息をするだけで石が動き、衝撃波の照準が定まらなくなってしまうので、波動を受け止める際はなるたけ穏やかに呼吸するのが「患者の心得」。…なんですけど、マジで痛い。正直、このレベルでなんで麻酔ないの?って思うはずです。尿路結石の疝痛が20倍ぐらいに増長され、白雪姫の挿入歌「ハイ・ホー」と同じ4/4拍子でリズミカルに体の内部をブチ打たれているような苦しみが約40分の間続きます。

ESWLは痛くない、その日のうちに帰れる、手術に含めるほどでもない、…などの意見も散見されますが、そんなふうに言い切れる方はスーパーマンだと思う。救急車を呼ばず、傘を杖にして自力で病院まで歩いていったほど痛みには強い筆者ですが、ESWLははっきりいって痛かったです。


■尿路結石手術の手術点数はいくらか、手術共済金申請あれこれ

加入していた県民共済に手術共済金を申請する都合上、手術点数(手術としての診療報酬点数)が1,400点未満の場合は申請対象外となる(手術共済金がもらえない)ことから、入院前から点数がいくらか気になって仕方ありませんでした。気になる方は手術が決まった段階で「手術点数はいくらですか」と先生に聞くといいと思います。らくの主治医の先生はかなり親切だったので、「1,400点以上なので保険会社さんによっては保険がおりる可能性がありますよ。病院事務に詳細を聞いていってください」と声をかけてくれました。


■入院と手術でいくら飛ぶのか(入院費用)、クレジットカードは使えるか

宵越しの銭は持たない主義なので、現金での貯金はいつもギリギリ。クレジットカードが使えなかったら、なけなしの貯蓄を崩すしかないなと思っていました。らくの場合、手術と入院にかかった1泊2日間の総費用は約8万円でした。入院時のPCR検査は無料だったので支払いなし。院内着レンタル、テレビカード代金、タオル代金などすべて込み込みでその料金でした。入院した病院はクレジットカード精算に対応していたので、迷わずクレカ精算を選択。ネットを見ていると、入院には前金が必要で、その前金は現金精算のみ(後日、手術代や入院費と相殺)という場合もあるそうです。


■尿路結石のESWLだと高額療養費制度の対象外かも

「手術でお金かかっても問題ない、ひとつきで10万円を超えたらそれを超えた分が戻ってくる」という話は耳にしたことがありましたが、病院で受けた説明は「1か月で80,100円以上の窓口支払いがある場合には高額療養費制度で払い戻しを受けられることがあります」というものでした。1か月10万円、という基準は目安だったんだろうな。

高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額(※)が、ひと月(月の初めから終わりまで)で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。※入院時の食費負担や差額ベッド代等は含みません

https://www.mhlw.go.jp/content/000333279.pdf

高額療養費制度は、健康保険保険証を発行している機関に問い合わせて、今回の支払いが対象かどうか聞くと確実です。筆者・らくの場合、手術・入院代だけでは80,100円にあと数円足りないレベルで、入院のきっかけとなった診察代金を含めると80,100円をしっかり越す、という境界線に立たされていたため連絡しましたが、入院のきっかけになった診察代金は単体で2万円を超えていなかったため、入院・手術の精算とは合算できず、高額寮費制度の対象外との回答がありました。手術内容や診察内容によると思いますが、簡単とされるESWLでは同制度の恩恵には預かれないかもしれません。まあでも、一瞬でも払うお金は少ないほうがいいですよね。対象外だからといって残念がるのも違う気がしてきました。そもそも3割負担で手術を受けられて入院できるのがありがたや。


■入院日数のカウント

保険会社によって異なるようですが、どうやら入院してから退院までに何回深夜0時を回るか、が基準らしい。入院が10/1の15時で、退院が翌日10/2の10時だと、入院してから退院まで24時間が経過していないので「日帰り」もしくは「入院1日」とカウントするのかと思っていたところ、入院の15時〜同日24時で「1日目」、24時〜退院の10時で「2日目」とカウントして良いようです。らくが入っている県民共済のプランだと、入院共済金が厚めなので、入院日数のカウントは何度も何度も検索しましたが、ヒットがなかったので困りました。このカウントも素人判断なので、後日共済金が入ったらカウントが合っていたか確認します。間違っていたらごめんなさい。

ちなみにタイムスケジュールとしては、1日目午前入院、同日午後に痛み止めの座薬挿入&手術、夕方にベッドに戻り夕食&点滴、夜は点滴なしで就寝。2日目は6時起床、8時半にレントゲン撮影、先生の問診、10時半に精算のうえ退院。コロナで面会もNGですし、病院のなかはすごく静かでした。人との接触を減らすためか、病院側のご配慮か、入退院の手続きは全てベッドの上で対応していただけました。


■仕事と尿路結石、同居して暮らせるか

できる5割、できない5割。少なくとも石が排出されるまでは痛み止めが欠かせないと思います。筆者の場合、手術と入院はあっという間でしたが、石の形状から粉々にはならず、退院から数日間も発熱と痛みが続き、あまりにもひどい痛みの発作があるときはボルタレンサポという座薬をアスタリスクにブチ込んで苦痛の波に耐えていました。


■尿路結石ごときで救急車を呼んでいいのか

いいらしいです。孤立無援の一人状態のときに疝痛がきたのですが、当時は意識がはっきりしていたので「救急車は呼ばなくていいだろう」と我慢していましたが、歩けない、動けない、吐き気がする、意識はあるけどとにかく痛い、というときは救急車を呼んでもいいんだそうです。とはいえ、筆者の場合 #7119 に電話して夜間診療を受け付けている泌尿器科を教えてもらい、息も絶え絶えに祈りを込めて電話したら「7119からよく紹介してもらっているようですけど、うち夜間は泌尿器科の先生がいないんで診れないんです…ごめんなさい!」とお断りされ、「朝になれば病院が空きますから、その時間に受診されたらいかがですか」と提案を受けたのもあり、クソ真面目に痛みと吐き気、頭痛と熱に耐えた、というエピソードも残しておきます。


ほかにも思いついたら追記しておきます。

余談ですが、お休みをいただいたお礼で社内の人に挨拶をして回っていたところ、「尿路結石ってデブがなる病気じゃん」と言われ、大変ショックを受けました。関連性はあると思いますが、何もそれだけでなく、体質もありますし、痩せている方でもなるそうですよ。痛みを知ったからこそ思います…、人には優しくありたいですね。

らく@staff
  • らく@staff
  • 競馬、温泉、落語と講談が大好きな地方暮らし。個人の趣味サイト「くらしのおたより」を運営しています。サイト内の写真・文章の引用については「はじめに」をご覧ください。https://lifestyle-area.com/2017/04/14/hello-world/

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。