10万ちょっとでパリもモンサンミッシェルも観光してきました

令和の海外家族旅行として、フランス6日間の旅に出てきました。申し込んだのは、成田発着のエール・フランス直行便利用、モンサンミッシェル、シャルトル大聖堂などの観光付き団体ツアー。ツアー中には丸1日間のパリ自由行動もありました。ストライキにあたったり、危うくスリに遭いそうになったり(!)、さらには期待したオムレツが黒焦げだったりと、苦い思い出もありますが、その何倍も楽しかった!6日間の旅を振り返ってみます。

ストライキが不安、でも催行決定

申し込んだのは、某大手旅行会社の企画する団体ツアー。世界遺産・モンサンミッシェルや「ベルばら」世代には憧れのベルサイユ宮殿、パリでの自由行動も含まれるコースで、飛行機は直行便、朝昼晩のお食事も付いてきて10万円ちょっと(燃油サーチャージや様々な税金を合わせると14万円ぐらいになりました)で、お得な料金でした。

ヨーロッパに行くのは初めてだったので、安いのが一番だけど、添乗員の方が付き添ってくださる、という点は、安全に行きたいと思っていた我が家にはぴったり。

ただし、ウキウキしていたのもつかの間、12月頃からは中東上空で事件が起こり始め、さらに中旬以降にはフランス・パリのストライキ運動に関するニュースが頻繁に取り上げられるように。「まさか、直行便だから関係ないけど、中東を通るルートなら飛行機が飛ばない…?」「もしかしたら、パリの自由行動がなくなる…?」「そもそもツアー自体、中止になる…?」などなど、不安が募るなか、年末には無事「旅のしおり」が届き、催行決定のお知らせも到着。出発の一週間前には、旅行中の添乗員を務める方からお電話も貰い、良い意味で吹っ切れて出発することができました。

エール・フランスの機内食がうまい。オススメは隠れメニューの○○○○

成田から朝10時台に出発したエール・フランスに乗り、片道12時間半でフランスへ。道中では1回のお食事と、現地到着の2時間前ぐらいに軽食(朝食)が配られました。フォートラベルのクチコミで「エコノミークラスでもシャンパンが飲み放題」ということは知っていたのですが、クルーに聞くとなんと、味噌汁もあるとのこと!冷たい飲み物を頼んだのに加えて、味噌汁も飲めて、なんだか得した気分のフライトでした。しかも、この味噌汁、洋風なのに出汁が効いてて美味しい。具は入っていませんが、スルスルと飲めて、ビーフメニューにぴったりでした。

成田→シャルル・ド・ゴール空港のフライト 食事(2020年1月)。左が1回目の食事(ビーフをチョイス。フランスチーズやアンカーのバター、パスタサラダ、パリブレスト)。手前の飲み物が味噌汁。右が2回目の食事(チキンピタサンド、明治のヨーグルト、パン、フィナンシェ、ゴボウのサラダ)。持ち帰りやすいよう、小さな紙バッグで提供される。

残念だったのは、クチコミで話題だったフリーの軽食コーナーが分からなかったこと…。1回目の食事の後、お手洗いの前にフリードリンクがあることはわかったのですが、噂のミニサンドイッチやどら焼きを見つけることはできませんでした。旅行中、同じツアーで参加されていた方同士で「どら焼き美味しかったですよね〜!」とお話しているのは見かけたので、きっと先着順だったのかな…。何分、国際線はおろか、LCCではない会社の飛行機に乗ることがめったにないので、楽しみにしていただけ寂しい思いをしたものでした。

ベルサイユ宮殿は午前訪問が良さそう

到着初日は、空港からパリへひとっ飛び。…となるはずが、週末のパリとのこともあって、渋滞の影響で空港からホテルまで2時間かかりました^^;。フランスの大型バスはゆったりとした作りで、エール・フランスのエコノミークラス座席の2倍は広々、ふかふかな座席だったことを覚えています(言い過ぎ?!)。

やっとの思いでホテルに到着したあとは、ホテルすぐ横にあったミニスーパー「Franprix(フランプリ)」で簡単な食事とスナックを購入し、部屋で休みました。到着日の夜は食事が付かないプランだったので、自分たちで好きなように調達できたのは良かったです(実際、時差やバスの移動の疲れで食欲はあまりなかった)。

2日目は、朝からベルサイユ宮殿へ。こちらもストライキの影響が懸念されていたところ、問題なく入場できたうえ、そんなに人もおらず、のんびり回ることができました。…とはいえ、やはり10時以降となると団体バスが続々と乗り込んできて、有名な「鏡の間」は混雑。いくらオフシーズンとはいえ、人気観光スポットの中の人気観光ゾーンにはたくさんの人が押し寄せるので、ゆっくり回りたい場合は午前中、早い時間での訪問が鍵でしょう。

左:ベルサイユ宮殿 鏡の間。右:シャルトル大聖堂(いずれも2020年1月撮影)

その後は、レストランで昼食を食べたあと、世界遺産・シャルトル大聖堂へ。お天気に恵まれ、著名なバラ窓の青を美しい状態で観賞できました。街自体に人がおらず、静かな雰囲気で見学できたのも重なって、より一層の荘厳さを感じることができたように思います。こういった、人混みを避けた中での見学、というのも、人のいない冬(オフシーズン)旅行のメリットですね。

夜景&朝の姿が見られたモンサンミッシェル

旅行のハイライトは、2日目の夜と3日目の午前中に訪れた世界遺産・モンサンミッシェル。同じツアーに参加されていた方のお話によると、パリを出発するモンサンミッシェル行きのオプショナルツアーは、明るいうちの日帰り旅行が主流とのことで、夜のライトアップは現地に泊まらないと見れない光景なんだとか。ホテルはライトアップを見やすいエリアに建つところでしたので、夕食後に歩いてフォトスポットとして定番のダム橋まで行き、「手乗りモンサンミッシェル」写真を撮ったり、星空を眺めたりと、時間を気にせずに過ごすことができました。

翌朝は、朝8時15分にはホテルを出発し、いざ島内へ。フォートラベルや一部のガイドブックでは、モンサンミッシェルは「日本人ばっかり!」「日本人に人気の」…というクチコミがあって、なんだかお里感満載な観光になったらイヤだな〜、なんて思っていたのですが(自分もなのにスミマセン;)、実際、島内を歩いていた観光客のうち、日本人の割合は2割ほど。

これも、夜景が見れたトリックと同じように、現地泊だから午前中の朝早い時間から観光できた、という点が大きなポイントだと思います。朝9時からモンサンミシェルを観光しようとすると、島内か陸地のエリアに泊まるほかないんですね。なので、朝の静けさは、モンサンミッシェルエリアに泊まった人しか味わえないご褒美。我々の場合は、修道院の内部を見学する際にも一番で入れたので、誰もいない塔内に響き渡る鐘の音にじっくりと耳を澄ます…なんてこともできました。この体験は、ひとえにツアー行程に御の字です。

残念だったのは、この日のランチ。モンサンミッシェル、といえば「プーラールおばさんのオムレツ」が有名。…なのですが、我々ツアーメンバーが通されたのは島内の別のお店。決して美味しくなかったわけではないのですが、シェフが1名しかいないのか、オムレツの出来に差があり、出てくる時間もまちまちで、わたしのオムレツは黒焦げ状態…(涙)。隣の席の方はふんわりとしている一方、こっちはペチャンコ、カーボン味、という、なんとも残念な体験でした。お値打ちツアーなので、こういったハプニングも良い思い出です。文句や苦笑しつつも、それで怒る参加者はいませんでした。今回のツアーは、参加者の皆さんにも恵まれました。

スト、スリ、封鎖のパリ

4日目は、朝からパリでの自由行動。パリでは1月と7月に年に2度だけのソルド(セール)が行われており、そのレア感は、今回の参加の目的がこのセールにある、と答えていた方もいらしたほど。でも、ブランド物にはまったく興味が無かった我が家は、今年から事前予約制になったルーブル美術館と、その近場のオルセー美術館に行き、エッフェル塔に登ってシャンゼリゼ大通りでショッピング、というルートに決めました。

ところが、やはり当日はストの影響があり、止まるはずだった駅に地下鉄が止まらなかったり、間引き運転がされていたり…、さらに、アレクサンドル3世橋は通行止めの封鎖状態になっていたりと、想定外の出来事がたくさん…!オルセー美術館からエッフェル塔へ向かう際、ストライキの行進パレード?に出くわしたのも今となっては良い思い出です。

ストライキに出くわした(2020年1月)

日本に暮らしていると、ストライキやデモは、まだまだ遠い存在で、少し恐怖も感じるもの。特に、都心に縁遠い生活ならなおさらで、同じ国内のこととはいえ、自分ごととして捉えるのは難しい。海外で目にすると、その驚きはなおさら。なるべく人の集まるところから離れようとする危機回避の気持ちと、こんな場面は二度と見れない、と思う高揚感に板挟みとなってしまい、しばらくその場で固まってしまいました。写真を撮るまでには回復しましたが、非現実感に包まれた状態でエッフェル塔まで歩くこと計約40分。パリのランドマークは、美しくそびえ立っていたのでした(入場は長蛇の列でした)。

フランス旅行写真あれこれ(2020年1月撮影)
左:ルーブル美術館「サモトラケのニケ」、右上:エッフェル塔、右下:オルセー美術館

パリからホテルでの帰り道では、危うく地下鉄駅の改札でスられそうに。パリの地下鉄の改札は、改札床下に体重がかかると重さで前方のゲートが開く仕組みで、原則は1人ずつ通れる幅しかありません。今回出会った悪者は、そのゲートを利用してスリを働こうとしたのです。物理的に、先行者はゲートを通過すると、改札外には戻ってこれません。なので、彼らのやり口は、対象者がゲートをくぐっている最中にリュックを物色し、ゲートをくぐり抜ける寸前で獲物を抜き去る、というもの。こちらが「やられた!」と気づくのはすでにゲートを出たあとなので、追いかけることもできません。その瞬間、悪者は逃げ去っている、というわけです。我々もリュックをいじられました。しかし、幸いにも振動に気づいたため振り切ることができ、大事に至ることはありませんでした。何度も口を酸っぱく言ってはいたし、気をつけていましたが、やっぱりバッグは前に抱えるか、斜めがけが安全です。

買い物・屋内の観光目当てなら季節は関係なさそう

初めて行ったヨーロッパ、しかも、非海外リゾート。いつもならビーチリゾートでのんびり、または国内でゆったり、という過ごし方が家族旅行の王道でしたが、今回の定番観光地巡りも十分楽しいものでした。特に思ったのが、ビーチリゾートなら乾季・雨季などのベストシーズンを考慮する必要がありますが、パリや屋内の観光地、買い物が目当ての場合は、オールシーズン楽しめるため、寒さや暑さを気にしなければかなり安く楽しめるんだ、ということ。

機会があれば、また行きたいですね。次は、丸々自由行動のツアーにしてみようかな。

らく@staff
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  • 競馬、温泉、落語と講談が大好きな地方暮らし。個人の趣味サイト「くらしのおたより」を運営しています。サイト内の写真・文章の引用については「はじめに」をご覧ください。https://lifestyle-area.com/2017/04/14/hello-world/

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