競馬場で耳にしたおもしろ野次&応援フレーズ

2019年、東京競馬場の年間シートで過ごした競馬ライフ…。数々の名シーンに立ち会うとともに、思わずメモしてしまうほど個性的なヤジにも遭遇してきました。今でも耳、そして心に残っている(?)おもしろヤジを公開します。
「ルメール シー!ルメール シー!」
最後の直線で耳にしたフレーズ。クリストフ(C)・ルメールで「ルメール・C」なのか、「ルメール氏」なのか、はたまた馬単・馬連の組み合わせに一縷の望みをかけた「ルメール 四位」なのか、判断は付きかねました。当時は四位ジョッキーも現役でしたので、ルメール&四位の可能性が濃厚でしょうか。
【2026年5月追記】最近はルメール、ルメ、ルメさんなどの呼び方があるC・ルメール。四位さんも調教師ですね。最近は金髪にサングラスだったというパドックでの目撃情報あり>四位さん。
「弟ーーーーーーー!!!!」
競馬界では兄弟・親子が同レースに出走することは珍しくないので、1レースに兄弟揃って出走していたときのヤジとしてはまぁ、まだ分かる。でも、その日の東京競馬場は、確か藤岡佑介・康太ジョッキー兄弟と、ミルコと短期免許で来日していたクリスチャンのデムーロ兄弟の2兄弟が集結していた気がするんですよね…。どっちの弟だったのか?笑 それとも、馬の兄弟パターンだったかな…。
【2026年5月追記】5月10日に行われたNHKマイルカップ(優勝ロデオドライブ/D・レーン)当日のレーシングプログラム裏表紙「名馬の肖像」はジョーカプチーノ(2009年優勝/藤岡康太)でした。藤岡兄は2018年に同レースをケイアイノーテックで優勝。今、この記事を振り返ると涙が出てくる。当時は康太ジョッキーも元気だったんだよね。吉田兄弟、横山兄弟も引き続き頑張ってる。でも、同2兄弟は兄と弟で呼ばれることがないな。
「ニンジン!ニンジン!」
シゲル軍団の野菜世代が出走するレースではおなじみの光景。競馬場あるある。
【2026年5月追記】ウマ娘世代やコントレイル世代のファンにおけるシゲル軍団の知名度はどうなんだろう。ぎりぎり見ている方もいるのかな。ちなみにシゲルジャンボイモは2026年現在もnetkeiba掲示板でお誕生日を祝ってもらえている。
「遅い…前が残る!」
大声でレース展開予想をする、競馬マスターのような方がいました。ラジオ日経のアナウンサーさんよりも早くタイムについてコメントされていて、めっちゃ競馬詳しいじゃん…と思わず尊敬しかけました。なんにせよ、指定席と指定席の間の通路では立ったまま叫んだらだめです、座っている人がびっくりするし通行の妨げになります!笑
【2026年5月追記】体感として、こういったコメントをされる方が場内で減ってきている印象。歴戦のオールドファンの姿をあまり見なくなりました。
「刺せ(差せ)」「残れ」「刺せ(差せ)」「残れ」
競馬場あるある。どっかの席の人が差せコール、また離れた席の人が残れコール。指定席だと自分の居場所が固定だから、逃げられないし特定も容易いと思う。だから、そのうちマジの刺し合いに発展したらどうするんだろうな…って、聞いてる側としては気が気じゃない。
【2026年5月追記】最近は「ベリベリは要らない!」「ベリベリ残れ!」の応酬もあった。もちろん、戸崎圭太ジョッキーでしょう。
「それは買ってないよォ〜!!涙」
喜びよりも嘆きが大声の方がいて、「クソ〜!」とか「ぐあー!」とか、とにかく悲しみ方が豪快だった。なんパターンかあったうち、このフレーズが一番悲壮感たっぷりだったので、ここに記しておきます。なお、もし競馬場で勝ったとしても、「勝った」とか「取った」とか言いふらしたら、ちょっと一人になった瞬間に強盗とかカツアゲの標的になるから、どんなに嬉しくても静かにしているのが正しいふるまいだと思う(被害妄想)。
【2026年5月追記】これは今もいるし、何度も競馬場に行っているうちに特別珍しくないパターンだと気づいた。「お前は3着でいい!」もよく聞く。
10月10月、いよいよ指定席開放へ
新型コロナウイルス感染症対策による無観客開催では、こういった秀逸なヤジも聞けない状況。障害レースで全馬無事飛越した際に全員で拍手したり、人気馬の名前をみんなで叫んだりするのはエンタメ感満載で楽しいのだけれど、競馬が続くためには周りに配慮したサイレント競馬が求められている時代だと思います。
いよいよ10月10日からは指定席に限定した入場・観戦が再開しますが、おそらく大声での応援や周囲との会話にはなんらかの制限がかかるはず。愛してやまない競馬が永く続いていくためにも、観客としてルールを守った観戦を続けていきたいですね。願わくば、いつかまた、秀逸なヤジに出会う日が来ますように!
【2026年5月追記】パドックでジョッキーに声をかけようものならX(旧Twitter)で晒し上げられる時代になった。パドックでの横断幕掲示も未だに無し。「丸山!元気一発!」おじさんはお元気だろうか。あの方は悪いことはしていなかった。むしろ微笑ましかった。応援だから。G1ファンファーレでの「オイオイ!」コールという悪しき風潮が消え去りつつあるのは吉報。混沌とした鉄火場の雰囲気を味わいたいなら、2026年現在は競輪場に行くほかないと言える。