【書評】スマホ脳 -本の紹介-

『スマホ脳』
著者:アンデシュ・ハンセン
翻訳:久山 葉子
出版:新潮社 (2020/11/18)
ページ:256

◆本の紹介

本のタイトルである「スマホ脳」という言葉をみてドキっとした人は多いのではないでしょうか。私自身もスマホが気になって、本を集中して読めなかったり、スマホからメッセージやニュースなどの通知がきて一度手を伸ばすと他の情報も気になってしまったりと、手が離せなくなってしまいます。

そんなことから手をとってみた本書ですが、著者はスウェーデンで精神科医をしているアンデシュ・ハンセン。著者によると、スウェーデンでは成人の9人に1人は抗うつ剤を服用しているほど心の病を抱えている現状があるのだとか。そこで、著者はスマホの普及と同じタイミングでうつ病が増えている現象をみて、スマホによる人の心への影響を持つようになりました。

著者によると、うつにならないようにするためにはランニングのような有酸素の運動、対面での人との会話、睡眠が重要であると述べています。しかし、これらのことがスマホに時間が奪われることにより、阻害され、その結果うつになってしまっていると指摘しています。

ではなぜスマホが他のことに時間を割けられなくなるくらい、時間を奪うのかというところでタイトルにある「スマホ脳」になってしまう仕組みを解明しています。

次回ではこの仕組みについて詳細をお伝えしたいと思います。

らく@staff
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